
旦那
ふるさと納税をすれば
2つのメリットがあることは
ふるさと納税の仕組みで解説しました。そして、そのメリットの一つ、
税の軽減については、ふるさと納税を行った翌年に確定申告をしないと、
ふるさと納税をした全額が自己負担となってしまうのよ。

ふるさと納税達人

旦那
確定申告をしなくてもいいワンストップ特例制度もあるけど、ここでは確定申告について説明するわね。

ふるさと納税達人
ふるさと納税の寄附金は確定申告では寄附金控除の対象
ふるさと納税の寄附金が翌年の確定申告によって税金の控除が受けられるのは、国が一定の寄附金を支払ったときは1年間に得た所得から控除してもいいと定めているからなの。

ふるさと納税達人

妻
ただし、寄附のうち2,000円は自己負担。2,000円を超える部分からが税金控除されるわ。

ふるさと納税達人

旦那
確定申告をして税の控除を受けた場合、自己負担金額をのぞいたうち、所得税は還付金として振り込まれ、住民税は翌年分から控除されるようになっているのよ。

ふるさと納税達人
ポイント
ふるさと納税の寄附金は寄附金控除の対象。ただし2,000円までは自己負担となる。
※税の控除上限額は年収や寄附金額、家族構成、その他の控除額等によって変わりますので必ず2,000円だけが自己負担分になるわけではありません。
ふるさと納税をした時の確定申告書の作成
まず、確定申告は毎年2月16日~3月15日の間に最寄りの税務署に申告書類を提出しないといけないの。郵送する場合も3月15日までの消印でないとだめだから注意してね。

ふるさと納税達人

旦那
次に確定申告をするときには3つの方法があるの。
1つ目は税務署や申告書類を作成する期間内で開かれている臨時の会場に行って申告書を作成する方法。
2つ目が国税庁のホームページにある確定申告書作成コーナーのサイトで申告書を作成して印刷して提出する方法。
3つ目が国税庁の電子申請e-Taxを利用する方法よ。

ふるさと納税達人

旦那
時間のある人だと直接税務署などに行って一緒に作成するのが確かだけど、申請期間中はたくさんの人が訪れるから時間もかなりかかるわよ。

ふるさと納税達人

旦那
電子申請を行う場合も、マイナンバーカードの電子証明書が必要だったり、ICカードリーダー(実費で購入必要)も必須だから準備がそれなりに必要よね。

ふるさと納税達人

旦那

妻
やっぱりおすすめは2つ目の申告書をサイトで作成して印刷する方法ね。順番に入力していくだけだし、途中でやめたら続きはまた同じ場所から再開できるので日をまたいでも大丈夫よ。

ふるさと納税達人
ポイント
確定申告書は直接税務署に行って作成・提出する方法とインターネットで申告書を作成し印刷して郵送する方法と、電子申請e-Taxを利用して行う3つの方法がある。
確定申告書作成コーナーを利用して提出する流れ
確定申告書を作る時には次のものが事前に手元にあることを確認してね。

ふるさと納税達人
確定申告書作成に必要なもの
・寄附金受領証明書
・ふるさと納税を行った年度の源泉徴収票
・還付金受取の銀行口座番号
・印鑑
・マイナンバーもしくはマイナンバー通知書
・本人確認書類(運転免許証やパスポート)
・申告書を郵送するための封筒+切手
この準備ができたら国税庁の確定申告作成コーナーへ行って手続き開始よ。

ふるさと納税達人
https://www.keisan.nta.go.jp/h29/ta_top.htm#bsctrl


旦那

ふるさと納税達人

入力を進めていくと寄附金控除の選択を尋ねる画面が出てくるからそこにチェックを入れて進めてね。

ふるさと納税達人

最後まで入力が終わるとPDFデータが出来上がるのでそれを印刷。印刷をした時には寄附金の欄はこのようになるわ。

ふるさと納税達人

これに「源泉徴収票(原本)」と「寄付証明書」を添付して、税務署の窓口へ直接持参するか、郵便、又は信書便で送付すれば申請完了よ。

ふるさと納税達人
確定申告した後の所得税と住民税について

旦那
ふるさと納税をしてそのあと確定申告をしたらお金が戻ってくるの?
ふるさと納税で寄附をしたら、寄附金のうち2,000円を超える部分が、税金から控除されるってお話ししたけど、お金が戻るのは所得税だけで還付金として指定した口座に振り込まれるの。

ふるさと納税達人

旦那
住民税は大体6月ごろに前年の収入に応じて決定された額が通知されるんだけど、そこで寄附金に対する額が控除されるのよ。

ふるさと納税達人

旦那
本来であれば納めるべき税金から差し引いてくれているの。だから税金が安くなったと理解すればわかりやすかもね。

ふるさと納税達人

旦那
所得税の還付と住民税の控除
ふるさと納税で計6万円の寄附をした夫婦。確定申告を行い税務署へ書類を提出しました。

その後、税務署からは国税還付金通知書が送られ、指定した口座に所得税の還付金が振り込まれます。また、住んでいる市町村からは住民税の通知書が送られてきます。

家族構成などにより必ずしも同じ条件ではありませんが、60,000円のふるさと納税を行った場合は、自己負担分2,000円を差し引いた58,000円が還付、控除されます。
所得税は(60,000円-2,000円)×10%=5,800円が還付金として振り込まれます。
住民税は(60,000円-2,000円)×90%=52,200円が翌年の住民税から減額されます。
私の場合、医療費控除とかもあったんだけど、住民税の通知書に記載されている内容を見れば、計算した額に近いわね。

ふるさと納税達人


妻

旦那
この仕組みをわかっていないと振り込みされた所得税分しか安くなっていないと勘違いしてしまうね。
今回は確定申告をした場合の手続きと流れだったけど、平成27年4月1日以後に行われるふるさと納税には確定申告が必要ない制度が生まれたの。それがワンストップ特例制度と呼ばれるものだけどそれはまた別に説明するわね。

ふるさと納税達人

旦那

妻
ふるさと納税を利用した節税や注意点
法人の経営者、個人事業主など税理士さんに節税について意見を伺いたい時があるかと思います。
ふるさと納税に詳しい税理士を探すのであれば、無料で検索が可能です。
税理士も顧問報酬が高いのに、相談してもあまり成果が得られないなど、税理士事務所の乗り換えを検討される方、またこれから確定申告などお手伝いしてもらいたいなどあれば、全国対応の税理士エージェントに問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
